ASAHI PENTAX-SP レンズ、オプション付。シャッターは切れますが、実際にしっかりした写真が撮影できるかは確認しておりません。傷や汚れもあり機械としてはジャンク品ですが、貴重な資料として、またお洒落なディスプレイ用としてお勧めします。
−SP 1964年7月発売。『アサヒペンタックスSP』とは、当時の一眼レフカメラにおける世界的ベストセラー機となった世界で2番目に発売されたTTL露出計内蔵型機種である。"フォトキナ60"における衝撃的な発表から更に4年の研究開発を経てようやく発売された。
当初は「高級一眼レフ」というコンセプトの下で開発が始まり「適切な内蔵露出計」、「スポット測光機能」、「ボディの剛性」、「バヨネット化構想」など様々な面を検討し従来のシリーズ機とは異なる新設計のカメラとして着々と研究開発が進められ、最終的にはコスト面などから"高級一眼レフ"とはならなかったものの、それを補う数多の工夫によって従来シリーズのサイズのままで、ワンランク高い信頼性と耐久性をもったカメラとして製品に至ったのである。TTL露出計内蔵市販カメラとしては『トプコンREスーパー』に1番手を譲ったものの、大衆機としては初であったことや実用性の高いコンパクトなボディが受け大ヒット商品となった。
従来機と分かりやすい面を比較すると「CdSセル」によるTTL露出計を内蔵し絞込み測光によるボディ単体での測光機能を実現したことと、ファインダースクリーンのマット面の面積もSVと比較してより広くなりピント合わせがよりやりやすく使いやすい機種となった面が挙げられる。
名称の"SP"は試作機に搭載されていたスポット測光機能を意味する"SPOTMATIC"をその印象の強さゆえにそのまま継承されている。−出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
◆ショップブログもチェック⇒
『一眼レフカメラの話』◆